100g中のカロリーランキング 野菜果物編手作り食の作り方で、野菜を
3色は入れて作りましょうと以前説明しました。
その理由としては、植物の色素や香り、苦みや渋みなどに、ある化学物質が含まれいるのです。
そのある化学物質とは、ファイトケミカルと言って、植物が紫外線など有害物質から身を守る為に作り出したものです。
植物だけでなく、人ではファイトケミカルの抗酸化作用から、老化を抑制したり酸化を防ぐ事で血管がもろくなるのを防いだり、免疫機能を高めることから抗がん作用も期待されています。
ファイトケミカルは、1万種類にものぼると言われていて、現在分かっている物で約900種類。それぞれ作用も異なってくるので色合いの違う野菜や果物をとる事を勧めています。
リコピン トマト、スイカ、グレープフルーツなどに含まれている赤い色素。抗酸化作用が強く(ベータカロテンの2倍、ビタミンEの100倍)
ガンや老化、高血圧などの予防効果あり。
脂溶性なので、油で炒めた方が吸収はよくなります。
カプサイシン 唐辛子のイメージが強いですが、赤ピーマンや赤パプリカにも含まれる。
効果は、アドレナリンの分泌を促進する事で、肝臓や脂肪細胞でグリコーゲンや脂肪の分解が促進され代謝が活発になる。
他にコレステロールを低下させたり、食欲増進、抗酸化作用あり。
ルテイン 黄色のものだけでなく、ケール、ほうれん草にも多く含まれる
抗酸化作用が強く、目の網膜や水晶体に蓄積されるので白内障や緑内障予防、
脂溶性なので、油で炒めると吸収が高まる。
フラボノイド ほうれん草やパセリなど様々な植物に含まれている。
ポリフェノールの一種で、強い抗酸化作用で老化防止から疲労回復、
肝機能改善効果、さらさら血液など様々な効果あり。
クロロフィル 葉緑素の事で、いろんな植物に含まれており緑色の部分に特に多い。
抗酸化作用に、有機ゲルマニウムを含むので血液中の酸素の供給と循環を助ける事から貧血の予防。
スルフォラファン ブロッコリー、キャベツなどのアブラナ科の辛み成分。
新芽には普通のボロッコリーの20〜30倍含まれる。
ガンの予防作用が強い。抗酸化作用がビタミンCやEと違い作用が持続するため、解毒力を高める。
イソチオジアネイト アブラナ科の臭い成分。抗酸化作用あり。
クロロゲン酸 コーヒー豆に含まれていますが、野菜ではジャガイモの皮やさつま芋の皮や、ごぼう、ナスに含まれています。
抗酸化作用と体内の発ガン物質である「ニトロソアミン」の生成を抑える作用もあり、肝臓での脂肪燃焼を促進する。